誰しもお気に入りの酒があるだろう
いつどんなときでもまずはそれを飲まなければ始まらない
そんな酒を見つけられたら最高だ
俺にとってその酒はこれになる
バーボン クレメンタイン
バーボンとはアメリカンウィスキーの総称だ
製法はスコッチなどと一緒だが熟成させる樽の内側をバーナーで焦がすところが特徴
それによってバーボン独特の深みのあるキャラメルの様な香りが出る
原料にも指定があり・50%以上がとうもろこしでならなければならない
荒くれ者の香りのする酒なのになかなか規則は厳しい☆
そんなバーボンの中でも俺が特に好んで飲むのがクレメンタイン
行きつけのBarだと「いつもの」で通用するくらい良く飲む
このクレメンタイン・名前の由来はゴールドラッシュ中のアメリカに実在したとされるクレメンタインと言う女性らしい
古くから「愛しのクレメンタイン」という歌もあり、ジョン・フォード監督の「荒野の決闘」はサブタイトルが「愛しのクレメンタイン」だったりする
そんな彼女はボトルに肖像画として描かれている
ちゃんと本人なのかどうだか分からないが美しい女性の絵だ
Barに行くたびに俺は彼女をこよなく愛する事にしている
まずは最初に挨拶として一杯
それで終わるときもあれば途中で彼女にまた逢いたくなり一杯
寂しい夜は最後の締めの一杯としても頼む
深いバニラの香りを漂わせた彼女は今日も俺を心地よくさせてくれるんだ